Nendouワークショップで “じぶん開発”
「Nendouワークショップ」は、5~10色の粘土と所定の工具を用いて、所定時間内に具体的なテーマのミニチュアをつくるという体験講座です。
テーマとは、例えば「カレーライス」。誰もが普段、よく目にしているものです。しかし、ワークショップでは目の前に実際のカレーライスが置かれているわけではありません。スマートフォンで写真を見るのも禁止です。材料は、頭の中にある記憶だけ。
粘土でつくるカレーライスを盛るのは、直径5㎝程度の豆皿の上です。こうした条件で、いざつくり始めると、思ったようにつくれない壁に突き当たります。
ごはんの粒はどうつくればいいのか?
カレーの色は、何色の粘土をどれぐらい混ぜれば出せるのか?
福神漬のサイズはどれぐらいならバランスが合うのか?など…
しかも制限時間が迫ってきますから、何回もやり直していくうちに、ほかのことを忘れて没入します。
この“試行錯誤”や“集中”が、本ワークショップの最大の狙いなのです。
目の前の壁を打開しようと、工夫しようとする。時間一杯チャレンジを続ける
そうして出来上がった作品を見ると、「我ながらよくできた」と満足できる。
そんな、ちょっとした“成功体験”が糧となります。
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粘土という子供の玩具でも、そんなシミュレーションができるのです。
いや、粘土だからこそ、気軽に、何度でも行えることによって、「諦めずチャレンジする」という“思考のクセ”や“スタンスの型”を身に付けられるのです。
また、手指を盛んに動かすことで、脳の活性化にも繋がります。
何より、楽しく取り組めます。
ワークショップを通じて、粘土によって知らなかった自分の一面が開発されたような気持がするかもしれません。
この「Nendouワークショップ」は、そんな“じぶん開発”のきっかけを提供します。