連載29回目は野村が担当いたします!最近は寒波ですっかり冬らしく、寒い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて今回は、普段はあまりお見せしていないワークショップの裏側について、少しお話ししてみようと思います。
私と倉田が Nendou でワークショップをするようになったのは 2023 年。
今年でなんと 4 年目に突入しようとしています。
Nendou に入ってから毎日が本当にあっという間で、もう 4 年目だなんて正直あまり実感がありません…!ここまで続けてこられたのも、参加してくださる皆様のおかげです。いつも、本当にありがとうございます!!!
記念すべき4年目を前に、今日は2023 年からこれまでのワークショップの裏側をざっくり振り返ってみたいと思います。
模索の2023年
実は、ワークショップは準備が 8 割と言っても過言ではありません。
もちろん当日が本番なのですが、素材を選び、試作を作り、手順を見直すところまでがかなり大事になってきます。
まずは素材選び。粘土は単体だと柔らかく、持ち帰ったり飾ったりするためには下に敷く素材が必要になります。
紙粘土と相性のいい素材は何か、板やプラカップ、貝殻、段ボールなど、いろいろ試しながら探っていました。
今振り返ると、この年は完成形のバリエーションがとても多かったように思います。
まだ型が定まっていなかったからこそ、試作品をたくさん作って粘土の可能性を広げていった一年でした。



完成の形もパックやキーホルダーなど、様々でした
自由度を広げた2024年
2024 年は素材への理解が深まり、テーマも少しずつ変化していきました。
子どもたちの発想をもっと活かしたいという思いから、自由度の高いテーマが増えていきます。
それに伴い当日持っていく試作も 1 パターンではなく、いくつか用意するようになりました。
ここは真似してもいいし、変えてもいいよと伝えられるような、ヒントとしての試作を意識するようになったのもこの頃です。
またこの年のワークショップ中に、子どもたちが思っている以上に季節をよく見ている、ということに気づきました。
それをきっかけに、テーマにも今まで以上に季節感を取り入れるようになっていきます。



使う素材も季節感を意識しました
完成の後を考えた2025年
3 年目となる 2025 年。
粘土の下に使う素材は、木板やスタイロフォーム(発泡スチロール)、コルクシートなど、相性の良いものが定まってきました。
試作づくりでは、子どもたちの創作意欲をどう刺激するかをより意識するように。
さらに、作品を光らせたり、可動式にしたり、お店屋さんごっこができるようにしたりと、ワークショップ後も楽しめる仕掛けを盛り込むようになりました。
作って終わりではなく、そのあとの作品との関わりを意識するようになりました。



Nendouの粘土は崩れにくく腐りづらいので、長期保存も向いています◎
実はボツになった試作たち
試作は毎回たくさん作っていますが、実際のワークショップにはならなかった案もあります。
そのひとつが、2024 年に考えた「パクパクモンスター」。
コルクシートを円形に切って半分に折り、薄く伸ばした粘土を貼り目をつけた、口がパクパク動く作品です。
見た目もかわいく遊んでいてとても楽しいのですが、1 時間のワークショップではすぐに完成してしまい、少し物足りなく感じるためボツになりました…。
こうした試作も含めて、これはいい?これは違う?を積み重ねながら、今のワークショップができています。

幻のパクパクモンスター
そして 2026 年は、さらに子どもたちの「つくりたい!」をもっともっと引き出せるような内容を目指して、テーマを柔軟に組んでいきたいと思っています。
また、粘土以外のワークショップにも、どんどん挑戦していく予定です。
これからも、楽しみながら試しながら、私たちらしいワークショップをつくっていけたらと思います!